ここで公開している内容は管理者・こいたろうが独自に作成しているコンテンツです。公式サイト(http://fswiki.sourceforge.jp/cgi-bin/wiki.cgi)とは関係ありません。
[入門]
既にカテゴリプラグインなどいくつか紹介していますが、FreeStyleWiki は機能を「プラグイン」という形で切り分けています。本体の機能を極力減らし、必要な機能をオン、オフ(有効化・無効化と言います)したり、または追加でインストールして拡張できるようになっているのがFreeStyleWikiの大きな特徴といえます。
FreeStyleWiki3.6.3 において標準でインストールされているプラグインは以下の通りです。(管理画面の「プラグイン設定」に出てくる名前なので、一つでいくつものプラグインの役割をしているものがあります)
プラグインに何が入っているかを確認したい場合は、管理者アカウントでログインしている状態で、上部メニューの「ログイン」から「プラグイン設定」をクリックします。大体はチェックボックスがオン(有効化)になっていて、一部がオフ(無効化)になっています。
この中で、「core」プラグインと「admin」プラグインは絶対にオフにしないでください。「core」プラグインをオフにすると FreeStyleWiki が使えなくなります。「admin」プラグインをオフにするとログインができなくなります。こんなところからもかなり自由度の高いシステムであることがうかがえます。
いくつかの標準プラグインの使い方の紹介と、インストールをお薦めしたいプラグインを紹介します。標準のプラグインに関しては、PluginHelp を表示させると使い方が判りますので、それを元にしていきます。
長くなるので別ページを設けました。
FreeStyleWiki 入門4プラグイン1
長くなるので別ページを設けました。
FreeStyleWiki 入門4プラグイン1
長くなるので別ページを設けました。
FreeStyleWiki 入門4プラグイン1
長くなるので別ページを設けました。
FreeStyleWiki 入門4プラグイン2
footnote(つまり脚注)プラグインは、fnプラグインとfootnote_listプラグインのセットで使います。番号は自動的に振られます。
footnote{{fn 脚注}}プラグインは、fnプラグインとfootnote_listプラグインのセットで使います{{fn セットでないと意味がないですから}}。
footnote[1]プラグインは、fnプラグインとfootnote_listプラグインのセットで使います[2]。
{{footnote_list}}
脚注をサイト全体で多用するのであれば、Footer に footnote_list を入れておくのもいいかもしれません。
footnote_list が現れた時点で、それまで蓄えられた脚注が列挙されます。1ページ内に何個か footnote_list が存在する場合は、前の footnote_list 以降の fn が表示されるので、大見出し毎に脚注を分けて表示させることも可能です。番号は本文とそれぞれ互いのリンクになります。
リネームプラグインは標準ではオフになっている機能ですが、お薦めです。ぜひオンにして使いましょう。これは「{」で括るものではなくシステムの機能を拡張します。ページ編集画面において画面下に「リネーム・コピー」のメニューが現れます。
リネーム・コピーのメニューが現れた
ページ名を変更したい場合、ここで新しいページ名を入れ、「リネーム」を選択して「実行」をクリックすれば、ページ名が変更されます。
wiki内の別ページからリンクがたくさん張られているページをうかつにリネームすると大変です。そんなときに、「メッセージを残してリネーム」にしておくと元のページにアクセスしたときに「〜に移動しました。」というメッセージをページに残し、新しいページに誘導できるようになります。
何らかの記録を積み重ねるのに使うような場合、簡単なテンプレートとして記録する項目名だけのひな形ページを作っておきます。例えば「議事録ひな形」等というページです。そして、そのページを「議事録-1回目」等という名前でコピーすると、「議事録ひな形」はそのままで内容の同じページができます。その中に会議の1回目の記録を取ります。また2回目の時に「議事録ひな形」を「議事録-2回目」という名前でコピーして……のように使えます。定期で行われる会議、仕事の記録やダイエット記録(笑)などにはピッタリです。「Templete/…………」というファイル名でテンプレートを作る方法もあり、どちらがよいかは好みの問題です。
これもページ内で使うものではなくシステムの機能拡張です。標準でオン(有効化)になっていると思います。
上部メニューの「PDF」をクリックすると現在のページがPDFで表示され(Adobe Reader がインストールされている必要があります)、保存をすればそのままPDFファイルになります。通常の印刷では余計なものが入ってしまったり、文字がブラウザのフォント(大抵はゴシック)で読みにくかったりするので、体裁が整った印刷物を手軽に作れる点で重宝する機能です。
ポイントをまとめます。
これらから考えて、最初から印刷を目的としたページ(例えば、wiki を利用したマニュアルなど)のPDF化でないと思わぬところで抜けが出るかも知れません。
例えば会議に先立って簡単なレジュメを作るときなど、wiki に慣れていればワープロソフトより素早く作成できます。
このプラグインは変わっています。通常は「Menu」に入れます。書式は、
{{calendar カレンダー名}}
の様に書きます。
試しにテストwiki の「Menu」に次のように記述してください。
!!![[Test Wiki|FrontPage]] [[トップ|FrontPage]] {{search} v} {{calendar お知らせ}} {{category_list 授業}} {{category_list ICT}} !!!アクセスの多いページ {{access 5,v}}
保存するとメニューにカレンダーが表示されます。
メニューにカレンダーが表示された
カレンダープラグインはカレンダーを表示するだけが目的ではありません。ある日付をクリックすると、「カレンダー名/日付」(「お知らせ/2008-6-21」など)というページ名の編集画面になります(ページの新規作成・編集権限があるユーザの場合)。ここに何かを記述して保存すると、その名前のページが新しく追加され、カレンダーの日付が太字になります。
つまりカレンダー内の日付で太字になっているものはそこに内容があり、詳細はページとして記述されていることを示すようになるわけです。
これによってお知らせ用に使ったり(なので例では「お知らせ」というカレンダー名にしてみました)、自分の予定などを入れておくことができます。
日付の新規ページを作成でき、それがカレンダーに現れるのは面白い機能です。しかし、「カレンダー名/日付」というページ名は「日付である」というそれ以上のものでも以下のものでもなく、ページ名を見ても内容が判りません。例えばスケジュール管理に使えるかというといちいち中身をクリックしないと判らないので向いているとは思えません。ここで書いたような「お知らせ」だとか、「日記」のように使うと便利かも知れません。
私はあるサイトでこの機能を利用して「お知らせ」として使っています。そして日付ページには詳細が書かれているページへのリンクだけにしています。
commentプラグインやbbsプラグイン、bbs2プラグインなどは見ている一般に書き込みをしてもらうためのプラグインです。インタラクティブな機能として面白いのでぜひ使ってみてください。ここでは省略します。
各ページをカテゴリ分けしたり、カテゴリ分けされたページを表示するためのプラグインです。
FreeStyleWiki 入門3を参照してください。
ページにファイル添付する、あるいは添付したファイル一覧を表示するためのプラグインです。使い方は、
FreeStyleWiki 入門3を参照してください。
アウトライン、つまりページの見出しのみの一覧を表示するプラグインです。このFreeStyleWiki 入門でも使っています。
FreeStyleWiki 入門3を参照してください。
これは標準ではインストールされていません。公式サイト(http://fswiki.sourceforge.jp/cgi-bin/wiki.cgi)のメニュー「プラグイン投稿」から「BugTrack-plugin/224 Wiki書式挿入編集ボタン」からダウンロードして、FTP で plugin ディレクトにアップロードして使います。ボタンイメージは別途自作すると書いてありますが、サンプルのURLが書いてあるのでそこからダウンロードして同様にアップロードします。
アップロード後は管理メニューの「プラグイン設定」から「_ex_iconmenu」をオン(有効化)するだけです。
これによって編集画面の上部にアイコンが表示されるようになります。
wiki 編集時に、「あれ? ボールドにするにはどうするんだったっけな」といった「wiki文法」を思い出す苦労というのがやはりついて回ります。特にプラグインの書式についてはそうです。標準でできる機能については基本的にボタンかドロップダウンリストから選択すれば、
{{category カテゴリ名[,カテゴリ名,...][,nolink]}}
のような形で挿入することができます。また、文字を選択して「B」のアイコンをクリックすればシングルクオート3つで括られます。ぜひ標準の機能にしてもらいたいほどの便利なプラグインです。
ただ、設定されているテーマによってはボタンがうまく並ばないことがあります。残念ながら標準でインストールされている「kati」ではおかしな表示になります。CSSに以下の設定をする必要があります(CSSの変更方法は「FreeStyleWiki 入門7」を参照)。
div#toolbar img { margin:0px; }
また JavaScript を利用しているので、IEのバージョンが古いとエラーになる場合があります。
これも標準ではインストールされていません。公式サイト(http://fswiki.sourceforge.jp/cgi-bin/wiki.cgi)のメニュー「プラグイン投稿」から「BugTrack-plugin/162 テーブルにカラム属性指定を追加するプラグイン」からダウンロードして、FTP で plugin ディレクトリにアップロードして使います。残念ながら無料レンタルのFreeStyle Wikiである FSWiki.com ではこのプラグインがインストールされていません。
これによって列幅の指定、セルの色の指定、縦や横のセル結合などができるようになります。
,名称/産地{COLS:2},,単位,金額 ,りんご{ROWS:2},青森産,100g,80円 , ,長野産,100g,70円 ,みかん,熊本産,100g,30円 ,ぶどう,福岡産,100g,75円
またあわせて「らくらくWiki表 for FSWiki」というフリーソフトをインストールしておくと、Excelの表をそのまま FSWiki文法 に直してくれるので便利です。このソフト自体はこのプラグイン無しでも使えるので、単純に大きな表をExcelからwiki にしたい場合にも便利に使えます。
これも標準ではインストールされていません。公式サイト(http://fswiki.sourceforge.jp/cgi-bin/wiki.cgi)のメニュー「プラグイン投稿」から「BugTrack-plugin/161 テンプレート/スタイル変更プラグイン」からダウンロードして、FTP で plugin 、theme、tmpl ディレクトリにアップロードして使います。残念ながら無料レンタルのFreeStyle Wikiである FSWiki.com ではこのプラグインがインストールされていません。
これは、閲覧しているユーザに一時的にサイトテンプレートやテーマを変更可能にするものです。
{{sitestyle}}
のように記述すると変更フォームが現れます。
また、このプラグインを有効化するとメニューに「印刷」という項目が現れます。これを開くと、パート編集/WikiName/editパラグラフが無効になります。簡単に言えば、サイドメニューやトップメニュー、フッターなどが非表示、パート編集モードの時に現れるパート毎の「編集」の文字の非表示、「TOP ↑ ↓」などの非表示画面になります。つまり、印刷時に必要な項目のみの表示になります。PDF では必要以上に非表示になってしまう場合もあるので、時々ページ全体を印刷したい場合に重宝します。筆者はこの「印刷」メニューが欲しいためだけに入れています。元に戻すときはブラウザの「戻る」ボタンで戻ります。
最終更新時間:2010年08月17日 17時23分21秒