ここで公開している内容は管理者・こいたろうが独自に作成しているコンテンツです。公式サイト(http://fswiki.sourceforge.jp/cgi-bin/wiki.cgi)とは関係ありません。
[入門]
ここでの変更はシステムに関するものなので、WikiFarm も含めてすべてに影響します。
FreeStyleWiki をインストールしたディレクトリ(フォルダ)にある setup.dat を編集することで様々なカスタマイズをすることができます。Windows であれば FFFTP などのFTPクライアントソフトを使って、setup.dat ファイルをダウンロードし、秀丸エディタやサクラエディタ等のエディタソフトで編集します。なぜならファイルは Shift-JIS ではなく EUC で記述されているのでメモ帳では文字化けしてしまい編集できないのです。
# トップページのページ名 frontpage = FrontPage
の部分を、例えば、
# トップページのページ名 frontpage = Top
とすれば、wiki.cgi の後に何も指定しないと「Top」という名前のページが表示されます。また、上部メニューの「トップ」をクリックしたときも「Top」が表示されるようになります。また、新しい Farm を作ったときも「Top」の編集画面になります。
公なページで「FrontPage」はあまり具合が良くない場合に、任意のページを指定します。
# バックアップ世代数(0だと無制限) backup = 1
これを、2,3,……と増やせばその分の世代をバックアップします。当然すべてのページについて同じ事を行うので、ハードディスク領域を圧迫します。一度でも変更すると履歴がクリアされるようです。
# sendmailのパス send_mail =
「/usr/sbin/sendmail」(さくらインターネットの場合)
等です。レンタルサーバによって違います。
また、この次の項目で SMTP サーバを指定する項目があり、sendmail が使えなかった場合に指定することができるようになっていますが、最近「Outbound Port 25 Blocking」対策で当該プロバイダ回線以外からの接続ははじくので、なかなか使えないと思います。
wiki.cgi を別なファイル名に変更した後
# CGIスクリプトのファイル名 script_name = wiki.cgi
を変更します。
サーバの設定で拡張子「.pl」しか認めないとか、「index.cgi」というファイル名なら省略しても自動的にアクセスできるからそうしたいなどといった場合に使います。XREA の場合などですね。
plugin\attach\AttachHandler.pmの変更
通常は、URL の最後が「/」で終わった場合、ディレクトリ内の「index.html」があった場合このファイルを表示します。この「/」で終わらせたときに wiki のトップページを表示するようにしたい場合です。FreeStyleWiki では、wiki.cgi が呼び出されて初めてシステムとして動くので、FreeStyleWiki での設定ではどうにもなりません。Webサーバの設定を変更します。
例えば、Webサーバソフトウェアが Apache の場合、FreeStyleWiki インストールディレクトリ内の「.htaccess」ファイルを編集し、「DirectoryIndex wiki.cgi」という一行を加えます。これで「/」で終了したアドレスの場合「wiki.cgi」を自動で呼び出すようになります。
上記同様「.htaccess」ファイルを編集して、
<FilesMatch "\.(pm|dat|wiki|log)$"> deny from all </FilesMatch>
を記述します。これによって、指定の拡張子(FreeStyleWiki で使うもの)以外を指定した場合にアクセス拒否されるようになります。
また、変更する予定のないディレクトリのパーミッションを変更して、書き込みを不可にしてしまうのも安全のためにはいいかもしれません。しかし「data」や「config」などの書き込みを不可にするとエラーになります。
2007年11月に公式サイトはfswiki.poi.jpからfswiki.orgにサーバ移転しました。しかし、FreeStyleWiki3.6.2においては、
Powered by FreeStyleWiki3.6.2 with Perl5.008008
となっている部分のリンクが「http://fswiki.poi.jp/」のままになっています。これを「http://fswiki.org/」に直したい場合は、
(インストールディレクトリ)/tmpl/footer.tmpl
のファイル内の記述を修正します。
※バージョン3.6.3 では直っていますが、著作権表示はまだ「2002-2007」のままですね……。
【追記】2010/4/10より、公式サイトは「http://fswiki.sourceforge.jp/cgi-bin/wiki.cgi」で運営を行っているようです。内容的には必要なことと思われるのでこの部分はそのまま残したいと思います。
基本的に、FreeStyleWiki はすべての設定をテキストファイルの形で保存しています。したがって、面倒くさければすべてのディレクトリをFTPで丸ごとコピーすればバックアップできます。それをそのまま戻せばリストアになります。
最低限、dataディレクトリ、attachディレクトリ、configディレクトリおよび setup.dat をコピーすれば、ページのデータ、添付ファイル、設定ファイルを取っておくことができます。
これは、親wiki から子wiki へのデータ移動も同じです。それぞれのディレクトリ内に「子wiki の名前のディレクトリ」ができていますので、そこに親wiki からコピーしたものをアップロードすれば、親から子へデータを移すことができます。
公式サイトより
設置ディレクトリ直下にあるsetup.dat、dataディレクトリ、backupディレクトリ、pdfディレクトリ、logディレクトリ、 configディレクトリ以外のファイルおよびディレクトリをいったん削除し、配布ファイルで置き換えてください。また、dataディレクトリ内の help.wikiはヘルプで表示されるページですのでこれも最新版のファイルで上書きしてください。
setup.datはできるだけバージョン間で相違のないよう配慮していますが、止むを得ずバージョンアップ時に内容を変更する必要がある場合があります。できれば最新のファイルで上書きしたあと、設定内容を修正するようにしてください。
とありますが、この通りだと不都合が生じます。attachディレクトリは添付ファイルが保存されていますが、これを削除してしまうと大変です。また、pluginディレクトリや theme ディレクトリには自分で追加したものが入っている場合がほとんどでしょうから、削除してしまうわけにはいきません。
基本的に、wiki.cgi と libディレクトリ、setup.dat ファイルの3つが FreeStyleWiki のシステムと考えて良いでしょう。setup.dat のフォーマットが変更される場合も考え、自分でカスタマイズした部分を新しく解凍した方の setup.dat ファイルをエディタで開き、記述を書き写す作業をして、wiki.cgi ファイルとlibディレクトリと共に旧バージョンをサーバから一端削除して、新しいものをアップロードします。
その後、plugin、theme、tmplディレクトリを新しいものを上書きでアップロードするのが良いでしょう。それ以外は手を付けない方が良いと思います。
最終更新時間:2010年08月17日 16時26分00秒